「箱庭療法とは何か」を探る
箱庭療法の臨床事例を読んでいると、心理的問題を抱えたクライエントが見事な成長や回復を遂げている様子をしばしば目にします。
しかし、箱庭療法で「なぜ」成長や回復ができるのかと問われると、答えに窮する心理士も多いです。
そこには、そもそも「箱庭療法で何が起きているのか」すら謎めいているという問題が背景の一つとしてあります。
私は、そうした箱庭療法の謎を解き明かすべく研究を行なっています。
特に、箱庭制作中に制作者にはどのような心理的変化が生じているのかを解明することが研究テーマです。
そのために、主観・生理・行動指標を用いて、心理的変化の可視化を試みています。
こうした研究を通して、「箱庭療法とは何か」について考えていきたいと思っています。
プロフィール
博士課程の学生として研究を行いながら、臨床心理士・公認心理師として臨床活動もおこなっています。
お問い合わせ先:st23909r[at]st.omu.ac.jp
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